USCPA試験の勉強過程では全員が電卓を使います。
しかしUSCPA試験は簿記や日本の公認会計士試験と比較して、電卓をがっつり使用する膨大な計算や仕訳の処理がほとんどないので、どんな電卓を使えばいいかの情報は少ないです。
せっかく電卓を準備するなら、効率的に勉強できるものが良いですよね?
今回は実際にUSCPAである私がおすすめの電卓を紹介します。
USCPA試験で自前の電卓は持ち込めない
そもそもUSCPA試験では、試験会場に自前の電卓を持ち込むことはできません。これが簿記や公認会計士試験と比較してUSCPAでは電卓を重視されない最大の要因です。
しかし電卓は勉強過程では必需品であり、勉強の効率に直結するので何でもよいというわけではありません。
これから紹介するポイントに沿って考えれば、試験勉強だけでなく将来的にも役立つ電卓選びがきっとできるはずですので参考にしてください。
電卓を選ぶポイント
USCPA試験のための電卓を選ぶポイントは大きく分けて以下の2つです。
- 試験会場で貸し出されるものと同じ電卓
- 実務で使いやすい電卓
それぞれ詳しく解説していきます。
試験会場で貸し出されるものと同じ電卓
USCPA試験では、試験会場のテストセンターで電卓の貸し出しがあります。
機種は複数ありますが、貸し出しの電卓と同じ機種を普段から使用していれば、試験本番で同じ電卓を使うことになった場合にスムーズに進められるので有利になります。
電卓にこだわりがなければ、貸し出し電卓の機種の中から好きなものを使うのが良いでしょう。
実務で使いやすい電卓
USCPA試験では本番で貸し出される電卓の機種をある程度絞ることはできますが、指定することは基本的にできません。
電卓の早打ちが要求されるような問題は少ないので、仮に使い慣れていない電卓でも合格率が大きく下がるということは全くありません。
それであれば、USCPA試験合格後や転職後などの実務を見据えて使いやすい電卓を使うというのも賢い選択です。
特に監査法人等、会計系の職種に転職することを考えている人は実務でも電卓を多用することになるので、試験勉強の段階から実務でも使いやすい電卓にしておくと良いですね。
おすすめの電卓
CASIO MW-102CL
こちらは実際に試験会場でも貸し出しがある機種で、私が受験した5回中2回がこの機種でした。スタンダードで無駄のない機能・デザインなので使いやすく、迷ったらこの機種にしておけば良いと思います。
電卓はメーカーごとに微妙にキーの配列が異なるので、メーカーを変えると使いづらくなることもありますが、CASIOは機種が豊富なので今後さらに高機能な上位機種に買い替えるとしても、不自由はないでしょう。
CANON LS-101T
こちらも試験会場で実際に貸し出しがある機種で、私が受験した5回中3回がこの機種でした。こちらもスタンダードで過不足ない機能になっています。私は試験勉強含めこの電卓を使用していました。
キー配列(「00」のキーなど)が先ほど紹介したCASIO製とは異なっているので、普段使っている電卓がある人は使い慣れている配列を確認してみると良いでしょう。
USCPA試験においてはスタンダードな機能のみで全く不足はないですし、私は監査法人の実務でもこの電卓を使っていて特に不自由はないので、試験会場で貸し出される可能性が高い電卓を選びたい人にはおすすめできます。
CASIO JS-20DC
こちらは実務を見据えて購入したい人におすすめの電卓です。日本の公認会計士試験でも活用する人が多く、監査法人で働いているとこの電卓を使っている人をよく目にします。
価格は高めですが、早打ち、静音、日数計算など様々な機能が詰まっていて、公認会計士試験や簿記1級などで使う人が多いというのも納得の高性能電卓です。
実務においても全く不自由なく使えるので、USCPA試験だけでなく転職後などにも活用していきたい人におすすめの電卓です。
もう少し価格を抑えて、性能が良い電卓が欲しいという人には、コスパが高い電卓として有名な以下もおすすめです。
軽量で持ち運びに便利な一方、若干滑りやすいという人もいるようですがUSCPA試験では強烈な早打ちをする人は少ないのでそこまで不自由はないでしょう。
まとめ
USCPA試験における電卓の選び方は、主に以下の2つです。
- 試験会場で貸し出されるものと同じ電卓
- 実務で使いやすい電卓
USCPA試験では電卓の早打ちが必要な場面等はないので、使いやすいものを使用すれば良いですが、この2点を抑えれば試験をスムーズに進められること間違いなしです。
お気に入りの電卓をUSCPA試験の相棒にして、効率的に勉強を進めていきましょう。