今回は私がUSCPA合格後に、MS-Japanを利用してBig4監査法人に転職した体験談を紹介します。
監査法人への転職を考えている人や、USCPAの転職にどの転職エージェントを使おうか悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
USCPA合格後に転職相談
3つの転職エージェントに相談
USCPA合格後に転職の相談をしました。私が利用した転職エージェントは3つです。
- MS-Japan
- マイナビ会計士
- アビタスキャリア
この中で最も提案の幅が広かったMS-Japanのエージェントと転職活動を進めようと決めたので、MS-Japanとの面談について詳しく紹介していきます。
他の転職エージェントについて、面談での感触については以下の記事で簡単に触れているので気になる人は参考にしてみてください。
MS-Japanとの面談
まず、ぼんやりと監査法人に興味があって、会計の専門性を高めたいという希望を伝えました。
MS-Japanのエージェントは監査法人について、監査職とアドバイザリー職の違いや業務内容について詳細に説明してくれました。(ここの基礎知識もないまま転職活動を始めました、、、)
そして、監査法人以外にも会計知識を使っていける事業会社の経理やコンサルティングファームの紹介もしてくれました。
ここで印象的だったのは、これから監査法人に転職したと仮定して、その後のキャリアはどんな選択肢があるか、ということを考えながら紹介してもらえたことです。
今回の転職によって自分の5年後、10年後のキャリアをどのように広げていけるかイメージできた面談でした。
最終的には会計実務をしっかり積める監査法人、特に監査職を志望しつつ、アドバイザリーも視野に入れる方針に決まりました。
USCPA求人の紹介
方針が決まると、監査法人に関する資料をたくさんいただけて考える時間をもらえます。エージェントはその間にBig4監査法人の求人をかき集めてくれていたようです。
面談から日数経たず、すぐにBig4監査法人の求人を紹介してもらえました。基本的にBig4監査法人は人手不足なのでUSCPAでも求人はたくさんあります。
ここで応募する方針を決めたら書類作成に移ります。応募の優先順位は
- 監査職 > アドバイザリー職
- 非金融 > 金融
としました。私が中小企業診断士であること、金融機関勤務の経験があることを踏まえるとアドバイザリー、金融の方が内定を得やすいと考えたので、難易度が高いものを優先することにしました。
転職の目的に「会計の専門性を身につける」があるので、より本質的な部分を学べる製造業の監査を経験したいという思いもあります。
実はMS-Japanにはエージェントサービスと併用できるスカウトサービスもあって、MS-Japanが持つ求人の中から合いそうなものがスカウトとして送られてきます。いろいろな種類の求人を見ることができるので参考になります。
スカウトは合計で60件くらい来ていたので、そこまで候補者を絞っているわけではなさそうです。情報収集として活用するのが良いですね。
書類提出から書類選考
応募先が決まったら書類の準備ですが、基本的には履歴書と職務経歴書を作成してエージェントに提出すればOKです。
その他手続きは全てエージェントがやってくれますし、相談して決めた応募方針に従って応募と候補者の情報共有を進めてくれるので、私はただ書類選考の結果を待つだけでした。
1週間もしないうちに、書類選考後の面接の案内が来ました。私の場合は書類選考に落ちたら、優先順位に従って次の職種に応募するようにお願いしていたので、いろいろな職種から案内が来ました。
併願可能なところもあったので数が多いですが、Big4監査法人で面接の案内をいただけたのは以下の5つでした。
- 監査職(非金融)×2
- 監査職(金融)×2
- アドバイザリー職(金融)×1
内定承諾期間が1週間程度らしいので、エージェントと相談して志望度が高い面接を早くできるように調整してもらいました。本当に至れり尽くせりです。
Big4監査法人の面接前
面接前にはエージェントが監査法人とのやり取りで入手した情報や過去の候補者の傾向から、どのように面接準備をすればよいかアドバイスをもらえます。
私の担当エージェントが案件を持っている監査法人があったので、きっとそこに入社すればエージェントにたくさんお金が入るんだろうな~なんて無粋なことを考えていましたが、担当外の法人についても別のエージェントからデータをもらってきた上で丁寧にアドバイスしてくれました。
また希望すれば志望している監査法人の担当エージェントに繋いでくれるみたいでした。私は自分を担当してくれるエージェントに全幅の信頼を置いていたので特に希望しませんでした。
Big4監査法人の面接後
面接が終わる都度、感触がどうだったか、志望度に変化はあるかということを聞かれます。
ここで志望順位に変動があったりすると面接の日程を再調整してくれるので助かります。監査法人の場合は面接1回というのが基本なのでそこまで影響はないですが、面接が複数回ある場合はありがたいですね。
特に志望順位の変動等がなければ、簡単に面接で聞かれた内容の振り返りをしたり、次の日程の確認をします。
内定承諾
志望順位が高い順に面接を進めていて、以下3つの内定をいただけました。
- 監査職(非金融)×2
- 監査職(金融)×1
内定通知書と労働条件の詳細がわかる書類が同時にもらえるので、しっかり比較・検討できます。
この段階で私は監査職(非金融)の内定承諾を決めました。面接での雰囲気が良かったことや、会社が求めているものと自分のスキルがマッチしていることを感じたことが決め手になりました。
内定承諾を決めたらその旨をエージェントに伝えます。私の場合はまだ面接が2つ残っていたので、そちらは辞退で良いか等を確認されます。
納得の転職活動ができたので、残っている面接は辞退でお願いしました。この後の手続きは全てエージェントがやってくれます。
内定承諾をしたら入社時期の1,2か月前に企業から直接連絡が来るので、後は待つだけです。
これで晴れて転職活動終了になります!
まとめ
MS-Japanを利用して、USCPA全科目合格後にBig4監査法人に転職した体験談を紹介しました。
MS-Japanは紹介求人の内容も様々で、エージェントの対応も非常に丁寧ですので自分が何を今後目指していきたいかはっきり定まっていない人でもじっくりキャリアについて考えていけます。
USCPA合格後はキャリアチェンジを目指す人も多いと思いますが、信頼できるエージェントと一緒に新たな道を切り開いてください!
→ USCPAの転職ならMS-Japan