FP3級の勉強を始める時にどのテキスト・問題集を使えばよいか悩みますよね。FPは受験者が多いので教材の種類も豊富で、迷ってしまう人も多いと思います。
そこで今回はFP3級に実際に合格した経験からおすすめのテキスト・問題集を紹介します。
みんなが欲しかった!FP3級の教科書・問題集
さっそく結論ですがFP3級の対策は、この2冊で十分です。
実際に私もこの2冊を使って2ケ月で合格しています。点数も学科54点(満点60点)、実技46点(満点50点)と余裕があったので合格レベルに達するには十分過ぎる内容です。
私はテキストと問題集の併用をおすすめしますが、最短で合格を目指したい人は問題集のみでも十分合格レベルに達します。その理由はこの後解説します。
おすすめテキスト・問題集の特徴
テキストの特徴
FP3級の教科書はフルカラーで見やすく、図表が豊富に使われているので直感的に理解しやすい作りになっています。
各分野ごとに例題として本試験の問題が掲載されているので、論点ごとにどのような問題で出題されるか確認できるので試験対策もしやすいです。
FP3級の問題集と完全にリンクしているので、問題演習後の見直しにも使うと周辺知識までカバーできて理解を深めることができます。
問題集の特徴
問題集は見開きで完結する作りになっていて、左ページに問題、右ページに解説があります。すぐに解説を確認できるのでどんどん進めることができます。
また解説ページには問題の解説だけでなく、重要事項の整理や周辺知識も記載されているので解説を読むだけでインプットもできます。
試験に頻出の内容は解説を読み込むことでインプットできるので、テキストを使わなくても合格レベルに達することができるのです。
掲載されている問題は全て本試験問題からの抜粋なので本番レベルの演習ができますし、学科・実技両方に対応しているのでこの1冊で問題演習は完璧です。
おすすめテキスト・問題集の活用法
理解重視の人
理解重視の人は、テキスト・問題集の併用をおすすめします。
しっかり知識を身につけたい人はもちろん、FP2級の受験を考えている人もこちらに該当します。
テキストの方が知識が網羅的にわかりやすくまとまっているので理解が深まります。またFP2級を受験する場合は、ほぼ全ての範囲がFP3級の内容を深めたものになるのでFP3級をしっかりと理解できていれば勉強時間を短縮できます。
実際に勉強を進める流れとしては、
- テキストを読む
- 問題集の該当箇所に取り組む
- 問題集の解説を読み込む
- テキストの該当箇所に戻って確認する
この流れを繰り返します。一気に進めるのではなく、テキスト5~10ページ分などの区切りをつけて少しずつ進める方が記憶が新しいうちに問題集でアウトプットできておすすめです。
最短合格を目指す人
最短で合格を目指す人や、金融機関に勤めていて既に知識が少しあるような人は問題集のみで合格を目指せます。
実際に勉強を進める流れは、
- 問題を解く
- 問題集の解説を読み込む
これをひたすら繰り返すのみです。テキストを併用するのと違ってインプットできるのは問題集の解説のみなので重要事項は暗記するつもりでしっかり読み込む必要があります。
アウトプットベースで進めるこの方法は、知識が少しある人にとっては最短で合格レベルに達することができます。
ただしテキストを併用して体系的に理解するよりも知識が抜けてしまいやすいので、FP2級の受験を控えている人は試験後すぐに2級の勉強に移るなどブランクを作らない工夫が必要です。
過去問について
試験対策において、過去問演習は非常に重要です。
上記で紹介した問題集は全て本試験問題の過去問なので過去問演習は出来ていますが、試験時間にも慣れるために本番と同じスケジュールで通し練習もしましょう。
問題集には通しで解ける過去問は1回分しかないので過去問を入手する必要がありますが、特に何か購入する必要はありません。
FP試験を開催している金融財政事情研究会と日本FP協会が過去問と模範解答を公開しているのでこちらを使いましょう。(問題はどちらから入手しても同じです。)
→金融財政事情研究会の過去問ページ
→日本FP協会の過去問ページ
解説がないので間違った問題は該当するテキストや問題集の解説ページ等を確認して知識を補いましょう。試験の1週間前くらいから直近2,3回分解けば十分だと思います。
まとめ
FP3級を目指す人は、みんなが欲しかった!FP3級の教科書・問題集で対策すればOKです。
このシリーズは2級も同じようにあるので、使い慣れておくと勉強がスムーズに進められます。FP3級はFP試験の入門になるので、効率よく勉強して合格を目指しましょう!