FP2級は受験者数が多いこともあり、テキスト・問題集の種類が豊富で何を使えばよいか悩む人も多いです。
そこで今回はFP2級に合格した経験からおすすめテキスト・問題集を紹介します。
みんなが欲しかった!FP2級の教科書・問題集
3級でもおすすめしていますが、2級でも同じくこちらのシリーズがおすすめです。
実際に私もこの2冊を使って3か月半ほどで合格しています。点数は学科50点(満点60点)、実技42点(満点50点)だったので余裕を持って合格できる水準に到達できると思います。
実技については後程、追加で対策する方法をお伝えしますが学科も実技もおおむねこの2冊で完成できます。
テキストの特徴
テキストは図解が多用されていて直感的に理解しやすくなっています。
また問題集と完全にリンクしているので、テキストと問題集を行き来しながらの復習がとてもしやすいです。
各分野ごとに例題として本試験問題も掲載されているので、どんな論点が問われるかを確認しながらインプットできるのでおすすめです。
問題集の特徴
問題集は見開きで完結する作りになっていて、左ページに問題、右ページに解説があります。すぐに解説を確認できるのでどんどん進めることができます。
また解説ページには問題の解説だけでなく、重要事項の整理や周辺知識も記載されているので解説を読むだけでインプットもできます。
FP2級は3級よりも深い理解が必要ですが、問題集だけでも要点のインプットとアウトプットができるので、特に勉強が進んできて定着を図りたい段階でとても使いやすいです。
掲載されている問題は全て本試験問題からの抜粋なので本番レベルの演習ができておすすめです。
実技試験対策の問題集
FP2級には3級と同様、実技試験があります。
3級から大きく変わるのは記述式の問題があることです。長い論述があるわけではありませんが、選択式だった3級に比べると難易度がかなり高まります。
上記で説明した「みんなが欲しかった!」シリーズでは実技対策が少し手薄な印象があるので、実技試験対策ができる問題集を紹介します。
FP技能検定2級過去問題集<実技試験 個人資産相談業務>
こちらはきんざい(金融財政事情研究会)で受験する人向けです。実際に私もこの本を活用して個人資産相談業務を受けました。
直近5回分の過去問が収録されていて、丁寧な解説がついているので過去問演習にはぴったりです。
5回分の演習をすれば解答方法にも慣れて、記述問題にもスムーズに対応できるようになると思います。実技試験をこれ1冊でしっかり対策できるのでおすすめです。
FP2級・AFP過去問題集 実技試験編
こちらは日本FP協会の資産設計提案業務で受験する人向けです。
直近7回分の過去問が収録されています。こちらの過去問題集の最大の特徴は
- 6回分を分野別、項目別に分類して解説
- 直近1回分は本試験形式で掲載
このような構成になっているので、分野別にしっかりと問題演習を積み重ねたうえで、最後に本試験と同じ形式で練習ができます。
過去問演習では時間配分など含めて本試験同様の練習が重要ですが、その前に分野別学習もできて知識を整理しやすくなります。
過去問について
試験対策において、過去問演習は非常に重要です。
上記で紹介した問題集は全て本試験問題なので過去問演習は出来ていますが、試験時間に慣れるために通し練習しておくと良いです。
FP試験を開催している金融財政事情研究会と日本FP協会が過去問と模範解答を公開しているのでこちらを使いましょう。(問題はどちらから入手しても同じです。)
→金融財政事情研究会の過去問ページ
→日本FP協会の過去問ページ
解説がないので間違った問題は該当するテキストや問題集の解説ページ等を確認して知識を補いましょう。試験の2週間前くらいから直近2,3回分解けば十分だと思います。
また、実技試験に関しては別途解説付きの過去問題集を活用する人も多いでしょう。公式の過去問には解説がないので、追加で問題演習をしたい人のみ公式の過去問を活用すれば大丈夫です。
まとめ
FP2級を目指す人は、みんなが欲しかった!FP2級の教科書・問題集をベースに対策すればOKです。
実技対策として紹介したような過去問題集を活用することをおすすめしますが、6割で合格できる試験ですので実技試験にあまり不安がなければこの2冊のみでも大丈夫でしょう。
FP3級で「みんなが欲しかった!」シリーズを使った人も多いと思いますが、知識の整理から問題演習までとてもスムーズに進めることができるのでおすすめです。