【大学生必見】中小企業診断士は就活で無双できる!実体験を基に活かし方を徹底解説

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中小企業診断士
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就活生
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中小企業診断士は就活で強いのかな?

このような疑問に答える記事はたくさんありますが、実際の体験に基づいて書いているものはほとんどありません。

大学生合格者が少ない中小企業診断士試験では情報源が限られてしまうからでしょう。

そこで今回は、実体験に基づいて「中小企業診断士は就活で強かったのか」ということを書いていきます。

がお
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がおは中小企業診断士試験合格や実務補習の経験をアピールしながら就活を進めたよ。

就活で中小企業診断士がどれくらい強かったかを実体験に沿って解説するね!

就活を考え始めた人や、中小企業診断士に興味がある人のお役に立てると嬉しいです。

中小企業診断士

中小企業診断士は就活に強い

さっそく結論ですが、中小企業診断士は就活に強いです。

それもかなり強力でした。

私は特に留学経験や珍しいボランティア活動などはしていない普通の学生だったので、就活でアピールできることは中小企業診断士と大学での勉強くらいでした。

大学の勉強も文系で専門性を追究するほどではなかったので、実質中小企業診断士一本で就活をしたと言っても過言ではありません。

しかし、就活では苦労もなくスムーズに多くの選考を通過して内定も複数得られました。

ここからは中小企業診断士が就活でなぜ強いのかを深堀していきます。

中小企業診断士が就活で強い理由

中小企業診断士が就活で強い理由は主に3点あります。

  • 希少性
  • 学ぶ内容
  • 自信

これらについて詳しく解説していきます。

希少性

大学生で中小企業診断士に合格できれば、その希少性は大きな強みになります。

1次試験合格者でも毎年120人程度ですので面接官から見るとかなり珍しいと思われるでしょう。

年度1次試験合格者数(学生)
令和4年115名
令和3年140名
令和2年108名

これが、2次試験まで合格となると毎年20人程度まで減ります。希少性はさらに高まり、面接などでも興味を持ってもらえて中小企業診断士関連の質問が多くなると思います。

年度2次試験合格者数(学生)
令和4年27名
令和3年36名
令和2年20名

希少性が高いということは、それだけ他の就活生と差別化できるということなので書類選考ではかなり目立ちますし、面接でも関連質問が多くなることでアピールのチャンスが増えます。

実際に私の就活では中小企業診断士関連の話で面接時間の大半を使うというパターンが何度もあり、そうなると十分なアピールができるので選考はほぼ通過していました。

希少性が高く、企業の目に留まりやすいというのは就活で中小企業診断士が強い一番の理由かもしれません。

学ぶ内容

中小企業診断士では経営全般に関する知識を幅広く学ぶことができます。特定の業界や業種の知識ではないため、多くの企業に活用の場面があります。

広く経営的な視点を持つことは特に管理職で重視されますが、その基礎知識を学生時代にしっかり勉強してきているというのは企業にとって採用する安心感があります。

大手企業では中小企業診断士の取得を奨励しているところも多く、それだけ社員に広く経営的な知識を学んでほしいと考えているのでしょう。それを自発的に学んでいる就活生は間違いなく評価が上がります。

特定分野の専門性に特化している資格ではないからこそ多くの企業にアピールできますし、企業側も新卒採用ではポテンシャルを見るので、広い視野と考え方の柔軟性が求められる中小企業診断士は就活と相性が良い資格と言えます。

自信

中小企業診断士の勉強をしたり、合格したりしている就活生は少数派でしょう。希少性が高く他の就活生と差別化ができるという点はお伝えしていますが、就活ではそれが自信につながります。

多くの就活生がアピールする「バイトリーダーをやっていました」「サークルでこれだけの人数をまとめていました」というようなことを面接で話しても面接官にとっては何百回も読んだり聞いたりするエピソードで印象には残らないでしょう。

就活生もそのことはある程度理解していると思いますので頑張って差別化を図ろうとするわけですが、差別化の材料がないと目立つことは難しいです。

そんな時に中小企業診断士×大学生という希少性を持っていることは大きな自信につながり、面接などでも堂々と発言することができると思います。

私も中小企業診断士勉強中だった夏インターンシップの選考よりも、中小企業診断士合格後の冬インターンシップや本選考の方が面接で落ち着いて堂々と話せていたと思います。

慣れもあるでしょうが、自分は差別化できるアピールポイントを持っているという自信が一番効いていたと感じるので、自信を持って就活に臨むことができるようになるのも中小企業診断士が就活で強い理由だと思います。

理想は就活本格化までに2次試験合格

中小企業診断士には1次試験、2次試験があり、1次試験には科目合格もあります。

就活で活かすためにどこまで合格していれば良いかと言うと、理想は2次試験合格です。

前述の通り、2次試験まで合格すると就活市場での希少性が非常に高くなり、エピソードとしても濃いものが話せます。

就活本格化までに2次試験に合格した私の実際のスケジュールは以下の通りです。

大学2年11月中小企業診断士 勉強開始
大学3年6月就活開始(インターン等)
8月中小企業診断士 1次試験
10月就活選考開始(中小・ベンチャー等)
中小企業診断士 2次試験(筆記)
12月中小企業診断士 口述試験 → 完全合格
早いところは内定が出始める
2月実務補習参加(5日間)
大学4年4月大手も選考開始
6月内定、就活終了

2次試験に合格した状態で就活に挑むには、大学3年の冬まで(大学院の場合は修士1年の冬まで)に合格しなければなりません。

少なくとも1年程度は勉強期間が必要だと思いますし、試験の実施は年1回しかないので、就活でアピールすることを狙っている人はスケジュール管理に気をつけましょう。

中小企業診断士は独学でも合格できる資格ですが、短期間で合格を目指す人は通信講座などの利用がおすすめです。就活までにどれくらい勉強期間を確保できるかよく考えて決めましょう。

もちろん、2次試験に合格していなくてもアピールの材料になります。この後アピール方法も解説していきます。

就活でのアピール方法

前述の通り中小企業診断士は完全合格までしていなくても就活では大きなアピール材料になります。

そこで、合格ステータスごとにどのような点をアピールできるか例を考えてみます。

勉強中

中小企業診断士を「勉強中」というのは、アピールとして少し物足りなさがありますが、他に強みがあった上で追加的な材料としては効果的でしょう。

アピール内容としては以下のような点が挙げられます。

  • 中小企業診断士に挑戦したきっかけ
  • これまでの勉強で学んだことや面白いと感じたこと
  • 合格までのスケジュール

結果をアピールできない難しさはありますが、自分が中小企業診断士に挑戦して何をしたいか、挑戦の過程で何を学んでどう活かしたいか、を明確に示せれば勉強中というだけでも自分をアピールできると思います。

1次試験 科目合格

科目合格があれば結果が出ているので、少なくともその科目についてはアピールできます。その上で、

  • 合格した科目から学んだこと
  • 勉強過程で学びを深めたいと感じた部分(不合格科目も含む)
  • 不合格の経験から次に活かせる部分

このような点を明確にすることで、合格まで学び続ける姿勢をイメージしてもらえて好印象だと思います。

一部科目しか受験しなかった場合は、敢えて受験科目を絞った狙いや合格までのスケジュールを伝えられれば戦略的な面や計画性も評価してもらえるかもしれません。

就活にはスカウト型のサービスがあり、履歴書に科目合格を記載するとスカウトをかなりの量もらうことができます。
私もスカウト型サービスのOfferBoxを情報収集も兼ねて活用しましたが、資格情報を登録すると有名企業のスカウトをもらえる件数がグッと増えます。

1次試験 合格

1次試験合格は就活で十分アピールできる材料になります。

夏に1次試験に合格して翌年春からの就活に挑む場合は、その間に実施される冬の2次試験には一度落ちているパターンが多いかもしれません。

その経験を前向きに捉えてさらに自分を磨いていく姿勢を見せることが大切だと思います。それを踏まえて、下記のような点をアピールできると良いです。

  • 1次試験で幅広く学ぶ中で興味を持った部分
  • 合格に繋がった工夫とその過程
  • 2次試験の勉強を活かせそうな場面
  • 来年の2次試験で合格できそうな雰囲気だす

1次試験に合格できれば、一定の成果を上げているとみなされるので自信をもってアピールして良いと思います。

こちらも、継続的に勉強していくモチベーションが高いことを示せると自己研鑽に積極的な人物だと評価されて好印象になるでしょう。

2次試験 合格

2次試験まで合格できれば、就活はこれをアピールの主軸にすることができます。

実際に2次試験に合格した私がアピールしていた点は、

  • 合格までの過程と工夫
  • 得た知識をどんな仕事にどう活かせそうか
  • 2次試験は紙の上でのコンサルという点
  • 合格まで努力を続けられたモチベーションの源泉

2次試験では事例企業について様々な視点からアドバイスを記述します。この試験内容は知識をより実務に近い形で応用できる力があることの証明になるため、勉強したことを「活かせる」というアピールになります。

また合格までは1~2年程度継続的に勉強する必要があるので、合格を目指し続けることができたモチベーションの話は面接でよく話題になった印象です。

私の場合は以下のような感じで説明していました。(3割くらい盛ってます。就活で嘘は良くないですが飾り付けは必要でしょう笑)

起業する友人の相談役になりたいと思い、困ったときに状況を整理したり選択肢を出して一緒に検討できるだけの知識を身につけたくて勉強を始めました。モチベーションの源泉が自分ではなく他者への貢献であったことが継続的な努力につながったと思います。

中小企業診断士は経営者に寄り添う立場であり、他者への貢献意識のアピールにはかなり説得力があると思います。実績だけでなくその裏にある自分の考え方やモチベーションを説明することで効果的なアピールができるでしょう。

2次試験合格は、社会人でもたどり着ける人は少ないため、面接官や面接官の上司が勉強中というパターンもあります。

「楽々合格できた」という雰囲気を出してしまうと面接官の気分を害してしまう可能性があり注意が必要ですが、工夫した点や学びが多かった点を中心に話すことで、一目置かれる就活生になること間違いなしです。

社会人で勉強する方も多い資格だけに、2次試験合格までたどり着けばそれだけ強力ということですね。

合格後に実務補習も経験

実務補習を経験していれば、就活では最強です。

実際に私は就活が本格化する前に5日間の実務補習を経験しましたが、選考では実務補習での話をかなり質問されました。

「すごいね〜」「大学生でそこまで経験できる人はいないよ」といったお褒めの言葉をもらうことも多かったです。

実務補習まで経験していることが特に強いアピールに繋がる業界があります。それはコンサル業界と金融業界です。

これら業界はキラキラした華形的なイメージから志望する就活生も多いですが、実際の仕事では地道で泥臭く働かなければならない場面がたくさんあります。

採用側もそこのミスマッチを避けたいので、業界への理解度を試すような質問をしてくることも多い印象です。

業界理解が進んでいる優秀な就活生は、そこも見越して泥臭い一面も含めて志望しているということをアピールするでしょう。

そこで実務補習を経験していれば、泥臭い一面や地道な一面を「経験」した上で志望している、というさらに一段上のアピールが可能になります。

優秀な就活生たちが就活掲示板やOB訪問を駆使して集めた情報を基にどれだけ理解度をアピールしても、実際にコンサルティングの一端を経験した人の説得力には敵いません。

企業としても、コンサルティングの流れを経験している実務補習経験者は入社後に地道な業務に取り組んだり、負荷がかかったりする場面が多いことをより具体的に理解できていると考えますし、その点ではミスマッチが少ない人材と見なされます。

このように実務補習まで経験していればハイレベルな就活生が多い業界でもかなり目立つことができます。

中小企業診断士試験1次試験合格の段階から就活では多数のスカウトを頂けますが、実務補習の経験まで記載すると、その数は見切れないほどに増えました。
早い段階からOfferBox等のスカウト型サービスに登録しておくことをおすすめします。

就活での注意点

ここまでは中小企業診断士が就活で強いということをお話してきましたが、いくつか注意点もあるので最後に確認しておきましょう。

就活の万能薬ではない

当たり前ですが、中小企業診断士を持っていることで必ず内定をもらえる企業は存在しません。

就活で大きなアピール材料になることは事実ですが、あくまで就活生の志望度や熱意、ポテンシャルに上乗せする付加価値的な位置づけです。

資格の勉強だけに注力して大学生活を疎かにしていると思われればせっかくの強みも台無しです。

アピールポイントのバランスには注意しましょう。

業界によっては反応が薄い

中小企業診断士は幅広い業界で通用する汎用的な知識を得られるので多くの企業に評価されますが、関連性が低い業界ではあまり良い反応をもらえないかもしれません。

私は実際にIT系ベンチャー企業の面接で面接官が中小企業診断士を知らなかったためほとんど話が広がらなかったことがありました。

おそらく大学時代にプログラミングの経験があるなど、より即戦力を求める企業だったのだと思います。

その他にも、研究系の職種であれば大学での研究成果、営業系であればコミュニケーション能力など、業界や職種によって重視するスキルが異なるため、中小企業診断士があまり評価されない場合もあります。

志望業界によっては就活で他の強みをしっかりと育てる必要があることは認識しておくべきです。

まとめ

中小企業診断士は就活で強いのか、についてまとめると

  • 中小企業診断士は就活で強い
  • 強さの理由は希少性や学習内容
  • 完全合格でなくてもアピール可能
  • 業界によっては評価されない場合もある

中小企業診断士に挑戦中の人や挑戦を考えている人はぜひ自分の強みに取り込んで就活を有利に進めてください!

大学生の時に独学ストレート合格を果たした体験談もまとめているので参考にしてみてください。

大学生が資格を取得すると、就活で採用担当者の目に留まりやすいというメリットがあります。
何度か言及しているOfferBoxのようなスカウト型の就活サービスでは履歴書のインパクトが大切です。

資格とスカウト型の就活サービスは非常に相性がいいので、資格取得を目指す人は必ず登録しておきましょう。
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この記事を書いた人
がお

中小企業診断士/USCPA(全科目合格)

大学時代、中小企業診断士に独学で一発合格。
苦手な財務会計と乏しい英語力を共に克服しようとUSCPAの挑戦を決意。
アビタスで2年かけて全科目合格。

現在はUSCPAのライセンス申請手続き中

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