今回はCPA会計学院のUSCPA講座について解説します。
USCPA予備校の新しい選択肢として、特徴やメリット・デメリットをお伝えできたらと思うので参考にしていただけると嬉しいです。
CPA会計学院とは
CPA会計学院は公認会計士に特化した資格の予備校です。
日本の公認会計士試験では合格者の半分以上がCPA会計学院受講生という圧倒的な実績を誇ります。
そんなCPA会計学院USCPA講座は2023年7月にプレ開講、12月に本開講しており、かなり新しい講座です。日本の公認会計士試験では十分な実績がありますが、USCPAにおいては新規参入ですね。
USCPA講座の特徴
CPA会計学院USCPA講座の特徴は、完全理解重視型でサポート体制が充実していることです。
日本の公認会計士試験で圧倒的な実績を誇るだけあって日米公認会計士試験合格者が多数在籍しており、気軽に質問ができるので疑問点をすぐに解決できる環境になっています。
また日本の公認会計士試験は暗記だけでは到底合格できないレベルですが、そのノウハウを存分に活用した教材で理解を促進してくれます。
CPA会計学院のメリット
オリジナルテキスト・講義
CPA会計学院のUSCPAテキストは完全オリジナルで作成されており、試験合格に必要なトピックを網羅したものになっています。このあたりは日本の公認会計士試験での分析ノウハウがあるので安心ですね。
テキストの構成も短いセクションに分かれていて、セクションごとに問題が紐づけられているので、スキマ時間に進めやすくなっています。働きながら勉強する人が多いUSCPA試験に合わせた構成になっていると言えます。
受講サポートが手厚い
CPA会計学院では、対面、電話、メール、Zoomなど様々な方法で質問できます。
学習に関することはもちろん、USCPA受験において手間がかかる単位取得診断なども質問できるのでサポート体制は万全です。
自習室が充実(有料・無料)
CPA会計学院は日本の公認会計士試験では超有名予備校ですので、全国に5校舎、ラウンジ10拠点を展開しています。
USCPA講座受講生はこれらの自習室を無料で利用できるので学習環境は安心です。
さらに47都道府県の提携自習室も利用が可能なので、校舎が近くにない人でも集中できる環境を整えられます。(こちらは有料です。)
受講料が安い
CPA会計学院の受講料は約40万円(税込み)と、とにかく安いです。価格破壊と言ってよいくらい安いです。
この受講料の中に含まれるが、
- テキスト・問題集
- デジタル学習コンテンツ
- 講義
- Wiley Test Bank
- 模擬試験
- 単位取得費用
- 校舎・ラウンジ・有料自習室の利用
- 講師への質問
- ライセンス取得サポート
他の予備校だと単位取得費用はパックで指定された数以上は別途課金になることが多いですが、CPA会計学院は40万円に含まれています。
USCPA予備校最大手のアビタスでは一般的なライトパックでも62万円ほどかかりますし、受験資格を満たすための取得単位数が多いとさらに高くなります。
私はアビタスのUSCPA講座を受講しました。大学で経済・商学系を学んだので単位取得費用は少ない方でしたが、様々な割引を適用しても52万円ほどかかりました。
CPA会計学院のデメリット
USCPAの実績が少ない
CPA会計学院は日本の公認会計士試験での実績は十分ですが、USCPA試験においては新しい講座なので実績が少ないです。
USCPA予備校最大手のアビタスはUSCPA合格者の3人に2人が利用しており、CPA会計学院で学習する人はかなり少数派になります。
勉強がうまくいかなくなった時に少数派の予備校だと「このままの勉強で大丈夫だろうか?」と不安になることもあるでしょう。
資格の勉強は常に不安と隣り合わせなので、実績が少ない予備校で学習に集中できないよりは実績豊富な予備校を選んだ方が安心材料になるかもしれません。
受講期間が短い
CPA会計学院のUSCPA講座は受講期間が2年です。1年延長のオプションもあるので実質3年ですが、延長した1年は校舎自習室等は使えません。
アビタスは受講期間5年なのでそれと比較すると短いですね。
私はUSCPA受講開始から全科目合格のスコアリリースまで25か月だったので2年だと足りなくなっていました。既に会計知識が豊富な人や英語が超得意な人なら2年で十分かもしれませんが、そうでなければ足りないと思います。
CPA会計学院はこんな人におすすめ
とにかく安い講座がいい
CPA会計学院のUSCPA講座は業界最安の水準です。
USCPAは受験料が1科目7万円ほどと高額ですし、受験資格を証明するための学歴評価にもお金がかかります。
他の資格に比べて費用がかさむのは避けられないので、受講料の安さを求めている人にはぴったりでしょう。
日本の公認会計士試験での実績もあるので、安かろう悪かろうにはならないと思います。
実績の有無より教材との相性で考えたい
CPA会計学院のUSCPA講座は新しい講座なので実績は乏しいのが現状です。
実績は安心感に繋がるので数年の勉強期間を捧げることを考えるとあった方が良いと思いますが、どんな講座も相性があるので全員に合うとは限りません。
実績があるか、よりも教材や講義との相性を重視したいという人はCPA会計学院の教材紹介のページを調べたり資料請求したりして、選択肢の1つにしてもよいと思います。
CPA会計学院で勉強した経験がある
CPA会計学院は、完全無料で簿記の映像講義を見ることができるCPAラーニングを提供しています。
また資料請求の特典として簿記講座を提供していることもあるので、CPA会計学院やその関連サービスで勉強したことがある人もいるでしょう。
その時に勉強しやすい、わかりやすいと思った人はCPA会計学院のUSCPA講座もおすすめできます。
同じ予備校のノウハウをもとに作られた講座なので、基本的な構造は共通している可能性が高いです。全く初めての予備校を選ぶよりもリスクは小さいでしょう。
アビタスとの比較
USCPA予備校最大手のアビタスと比較してみました。自分がどの要素を重視するかによってどちらに軍配が上がるか変わりそうですね。
費用面や自習室等の学習環境ではCPA会計学院が強いですが、サポート期間や合格実績はアビタスが強いですね。
まとめ
CPA会計学院は受講料の安さが際立ちますが、手厚いサポート体制や充実した自習室などのメリットもあります。
アビタスと比較されることが多いと思いますが、アビタスに比べてサポート期間が短い点には要注意ですね。
今後受講者はどんどん増えていくと思いますし、リスキリング制度を活用することで自己負担を大幅に減らすこともできます。(詳細はCPA会計学院USCPA講座ページ参照)
今なら資料請求(無料)をするとUSCPA講座に含まれる「英文会計入門」の体験講義ももらえるので、気になる人は一度パンフレットを確認してみてください。