証券外務員は大学生でも合格できる?就活の評価は?

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証券外務員は金融機関では必携の資格なので大学生で取得しようと考える人も多いでしょう。

そこで今回は、実際に大学1年生で証券外務員に合格した経験をもとに、大学生が証券外務員に合格できるのか、できたとして就活で評価されるのか、といったことを解説していきます。

証券外務員は大学生で合格できる!

結論、証券外務員は大学生でも合格できます。

証券外務員は一種と二種の2つがありますが、どちらも受験資格等はないので大学生でも上位資格の一種を受験できます。

難易度は大学生の受験者が多いFPや簿記などと比較して低いので、大学生でも十分合格可能です。

金融志望なら就活で役立つ

就活では金融業界志望なら役立ちます。大学生で証券外務員に合格したら就活で活かしたいという人もいると思いますが、注意点があります。

それは、難易度が高くないので就活をこれ一本で戦うことはできないということです。金融機関ではほとんどの人が取得する資格なので持っていて損はないですが高評価になることはありません。

ただし金融業界への志望度が高いことは明確に示せるので、その点では役に立ちます。

実際に私も外務員について履歴書に記載して就活しましたが、金融業界では必ずと言ってよいくらい面接で触れられました。
逆に金融業界以外の就活では、ほぼ評価されないものと考えてよいです。

大学生が証券外務員を取得するメリット

金融の知識を学べる

証券外務員では金融に関する知識を幅広く学ぶことができます。

大学生で金融の勉強を体系的にするのは大学で金融を専攻している人くらいだと思いますが、将来の資産形成などを考えると大学生から金融の知識を身につけることは重要です。

また金融の正しい知識を身につけると、若者をターゲットにした詐欺などに遭遇してしまっても明らかに論理的でないことがすぐにわかるので自分の身を守ることにも繋がります。

他の資格の基礎になる

金融の知識を身につけると、他の様々な資格試験でも役立ちます。

特に将来金融系に就職したいという人の場合、金融機関では多種多様な資格取得を奨励されていることが多いので就職後も間違いなく役立つ知識になります。

大学生の間でも、難関資格に挑戦する足掛かりにできることは大きなメリットになります。

私は大学1年生で証券外務員に合格した後に、FP→中小企業診断士と取得しました。
特にFPは金融分野の出題があるなど関連性が高いので、FP試験で必要な勉強を減らすことができました。

難易度が高くない

証券外務員試験は一種・二種ともにそこまで難易度が高くありません。

難易度が高くないので就活などで高評価は得られませんが、ほとんどの場合で合格までたどり着けるのでしっかりと結果を残せます。

資格試験は合格できないと履歴書等に記載できませんし、何より「合格した」という成功体験がその後の学習習慣にも繋がるので、結果が出やすい試験として大学生が挑戦してみるのはおすすめできます。

証券外務員の勉強方法

証券外務員は独学で十分合格できる難易度です。大学生で費用はあまりかけたくないという人でも市販のテキスト・問題集のみで対策することができます。

私が実際に使っていたテキスト・問題集は以下の2つです。勉強期間の目安は2か月程度です。

上記テキストでインプット、問題集でアウトプットを繰り返すことで十分合格できます。金融の基礎知識があれば問題集のみの使用でも合格できますが、しっかりと知識を身につけたい大学生にはテキストの併用をおすすめします。

証券外務員試験には一種と二種がありますが、大学生が二種を受験するメリットはありません。難易度もそこまで変わらないので二種の上位資格である一種の受験を前提にしています。
こちらの記事で一種と二種の違いについて解説しているので参考にしてください。
証券外務員の一種と二種は何が違う?

証券外務員合格後に受けるべき資格

証券外務員は金融に関する知識を幅広く学べるので、金融系の出題がある資格試験に挑戦すると相乗効果が見込めます。ここでは証券外務員に合格したら次に挑戦しやすい関連資格を紹介します。

FP

FPはファイナンシャルプランナーの略で、主に個人の資産運用に対してアドバイスを行います。

FP試験では年金や保険、税制などの他に金融の分野が含まれており、証券外務員試験に合格しているとこの金融分野の勉強を大幅にカットできます。

またFPは1~3級に分かれており、3級なら証券外務員より少し難しい程度の難易度なのでステップアップにちょうど良いです。大学生なら2級まで取得できれば就活でも評価されやすいので、3級→2級と進めば他の大学生に一歩リードできますね。

証券アナリスト

証券アナリストは金融系の資格では難易度が高いですが、大学生で合格できれば就活で高評価を得られる資格なので、証券外務員資格で金融に強い興味を持った人にはおすすめできます。

証券アナリストは金融について幅広く学ぶだけでなく、投資の意思決定やポートフォリオマネジメントなど実務に直結する知識も学びます。金融業界の中でも投資銀行や資産運用会社など高度な専門職で求められる基礎知識と言えます。

難易度はかなり上がりますが、金融業界に限らず就活では高く評価されるので難しい資格に挑戦したい人にはおすすめです。

資産形成コンサルタント

資産形成コンサルタントは2024年3月からスタートした新しい資格で、証券アナリストと同じく日本証券アナリスト協会が認定します。

試験内容は証券アナリストの入門編というイメージで難易度は証券外務員より少し難しいくらいです。証券アナリストはもちろん、FPとも親和性が高い資格であることが日本証券アナリスト協会HPで明言されています。

FP資格(中級レベル)と合わせてこの資格を取得すれば、金融資産の形成・運用に関する知識、顧客対応力の更なるレベルアップが期待できます。

日本証券アナリスト協会HP – 資産形成コンサルタント

資産形成コンサルタントに合格後に、FPや証券アナリストに挑戦すると学習分野が重なるので勉強を短縮できます。将来の難関資格挑戦に繋げやすいので、証券外務員の次のステップとして資産形成コンサルタントはおすすめです。

まとめ

証券外務員は大学生でも十分合格できる資格です。

  • 金融の知識を幅広く学べる
  • 難易度が高すぎないので結果が出やすい
  • 他の資格に挑戦する足掛かりになる

というメリットもあるので金融に興味がある人だけでなく、将来的に他の難関資格に挑戦したいと考えている人にもおすすめです。

大学生で就活に強い資格を取得したい人は以下の記事も参考にしてみてください。

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この記事を書いた人
がお

中小企業診断士/USCPA(全科目合格)

大学時代、中小企業診断士に独学で一発合格。
苦手な財務会計と乏しい英語力を共に克服しようとUSCPAの挑戦を決意。
アビタスで2年かけて全科目合格。

現在はUSCPAのライセンス申請手続き中

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