理論政策更新研修って何?リモート(オンライン)受講もある?

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中小企業診断士
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中小企業診断士の資格維持のために受講が必要な「理論政策更新研修」。

初めての受講はどんなことをやるのかと少し緊張します。そこで今回は理論政策更新研修をリモートで受講してきたので、その体験談を交えて解説していきたいと思います。

理論政策更新研修が初めてという人や、リモート受講か現地で受講かを悩んでいる人はぜひ参考にしてください!

理論政策更新研修とは?

理論政策更新研修は中小企業診断士の資格維持のために必要なものです。

中小企業診断士の更新要件

中小企業診断士の資格更新要件は以下のように定められています。

更新登録にあたっては、登録の有効期間の開始日から、今回の申請日までの間に、以下の(1)専門知識補充要件と、(2)実務要件の両方を満たす必要があります。

(1)専門知識補充要件
  以下のいずれかを合計して5回以上の実績を有すること。
  1) 理論政策更新(理論政策)研修を修了したこと。
 2) 論文審査に合格したこと。
  3) 理論政策更新(理論政策)研修講師を務め指導したこと。

(2)実務要件
 以下のいずれかを合計して30日以上行ったこと。
  1) 診断助言業務等に従事したこと。
 2) 実務補習を受講したこと。
 3) 実習、実務補習を指導したこと。

なお、登録の有効期間内に更新登録の要件を満たせない者は経営診断業務休止の申請をご検討ください。

中小企業庁:申請・届出の手引き

理論政策更新研修は上記の(1)専門知識補充要件を満たすための最も一般的な方法です。

更新までの5年間で5回以上の受講が必要なので、基本的に年1回受講することになります。

研修実施機関

試験合格後の実務補習と同様に、中小企業診断協会をはじめ、様々な機関が研修を提供しています。具体的には以下のような機関が行っています。

中小企業診断協会の研修を受ける人が多いと思いますが、他の機関で受講しても更新要件のための受講にしっかりカウントされます。

研修内容はそれぞれ少しずつ異なっているので、面白そうな内容のものを見つけたら中小企業診断協会以外で受講してみても良いでしょう。

研修時間

理論政策更新研修の受講時間は4時間です。

経済産業省令で研修時間が4時間以上と定められているため、どの機関で受講しても共通になります。

遅刻や早退で受講時間が4時間に満たなくなってしまうと修了と認められないので、更新要件の研修受講1回にカウントできなくなってしまうことに注意が必要です。

リモート(オンライン)で受講の場合も休憩時間以外は常にカメラをONにすることが要求されて、画面外に出たりカメラをOFFにしている時間が一定以上になると修了と認められないことがあります。

事務局の人のみがこちらのカメラ映像を確認できる状態に設定されているので他の受講者からは見られませんが、研修中は常に監視されていると思うと少し緊張しますね。

費用

中小企業診断協会で受講する場合、研修1回の費用は6,300円です。

実施機関によって多少バラつきがありますが、どこも6,000円程度です。5年で5回受講することになるので、資格を1回更新するために約3万円程度かかることになります。

申込方法

申し込みの流れは、中小企業診断協会を例にすると

  • 受講したいテーマや地域の研修を探す
  • Webから申し込みをする ※詳しい手順はこちら(PDF)
  • 受講料を振り込む

このような流れです。

講義は前半と後半に分かれていて、前半は各回共通のテーマ、後半は各回でいろいろなので、興味があるテーマを探しましょう。

リモート(オンライン)受講であれば住んでいる地域以外の研修も受講することができます。中小企業診断協会のHPからどんなテーマがあるか見てみてください。

中小企業診断協会の研修を見てみる
(リンク先の「全国の日程照会」から実施日やテーマを確認できます。)

事前準備

理論政策更新研修を受講するにあたっての事前準備は、対面での受講の場合は

  • メールで届く受講票の印刷
  • 会場までの行き方を確認

リモート受講の場合は

  • Zoomなど指定されたWeb会議システムのテスト
  • メールで届く受講票をダウンロード

リアル、リモートどちらでも研修に向けて予習などは必要ありません。必要な知識は研修中に学んでいけば大丈夫です。

リモートネットワーク研修に参加

実際に中小企業診断協会のリモートネットワーク研修に参加してきました!

Zoomでの研修で、時間になったらメールで届いていたURLをクリックするだけなので、事前にZoomの動作確認さえできていれば簡単に参加することができます。

表示名(受講番号+名前)も自動で設定されていたので本当に簡単でした。

研修中は事務局がこちらの参加を確認するために常にカメラONにする必要があります。

参加人数は100人以上いました。

研修の構成は以下のような感じでした。

  • 前半 :
    共通テーマ
    講義→個人ワーク→発表(2名)
  • 後半 :
    独自テーマ(事業承継関連でした)
    講義→グループワーク→発表(3グループ)

グループワークや発表の有無は参加するテーマや講師によって違うと思いますが、特にグループワークがあると他の診断士の方々と意見交換できるのでとても有意義です。

発表はランダムに受講番号で指名されていましたが、簡単にワークで行った内容を話すだけなので気負わなくて大丈夫でした。

まとめ

中小企業診断士の理論政策更新研修についてまとめると、

  • 資格更新のために受講が必要
  • 中小企業診断協会など複数機関が実施
  • リモート(オンライン)開催あり
  • 1回4時間以上、6,000円程度

中小企業診断士試験に合格した後も、継続的に知識をアップデートする場が設けられているのはありがたいですね。現地開催の研修に参加すれば人脈を広げるチャンスにもなると思います。

テーマや目的に合わせて自分にぴったりの研修を探して受講してみてください!

この記事を書いた人
がお

中小企業診断士/USCPA(全科目合格)

大学時代、中小企業診断士に独学で一発合格。
苦手な財務会計と乏しい英語力を共に克服しようとUSCPAの挑戦を決意。
アビタスで2年かけて全科目合格。

現在はUSCPAのライセンス申請手続き中

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