USCPAで必要な英語力は?英語ができなくても合格する人の特徴

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USCPA
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USCPAは全て英語で出題される試験なので、英語力がないと合格できないのか不安に思う人も多いと思います。

にゃお
にゃお

英語には自信がないけどUSCPAの勉強を始めて大丈夫なのかな?

がお
がお

USCPAは英語で行う試験だから英語に自信がないと不安だよね。

がおも英語には自信がなかったけど合格できているから、そこまで心配しなくても大丈夫。

むしろ英語に自信がない人はUSCPAを通して英語の勉強もできるからおすすめだよ!

USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス

勉強開始時に高い英語力がなくても大丈夫!

USCPAの勉強開始前に高い英語力は必須ではありません。

英語力があれば勉強がスムーズに進んでかなり有利になることは間違いないです。しかし英語力が高くないと合格できないということはありません。

勉強開始前の英語力(実例)

実際に全科目合格した私の勉強開始前の英語力はTOEIC600点程度と決して高くはありません。

600点というのも数年前の結果で、2年ほど英語の勉強は全くしていなかったので実際にはもっと低いです。(TOEIC500点レベルだと思われます。)

追記:
USCPA合格後(全科目合格1年後くらい)に受験したTOEICは670点でした。USCPAの勉強で英語力が上がって自己最高点でしたが、高得点ではないですね。
USCPA開始前に英語が苦手で挑戦をためらう必要はなさそうです。

英語力が必要な出題形式がなくなる?

USCPAの勉強過程で英語力がネックになったのはBECのWC問題(Written Communication)くらいです。これは英語でビジネスレターを書く形式の問題なので英語でのライティングスキルがないと厳しいです。

私もUSCPA試験の中でWC問題に一番苦戦しました。

しかしWC問題は、2024年のUSCPA試験制度が変わる時に廃止されます。つまり英語力が要求される出題形式がなくなるということです。

つまり、これまで以上に英語が苦手な人でもUSCPA合格が目指しやすくなるということです。英語が苦手な人にとっては大チャンス!

日本語教材が充実している

USCPA予備校で最もメジャーなアビタスでは「インプットは日本語、アウトプットは英語」が基本なので、会計知識をインプットしていく段階では日本語での勉強になります。

問題演習は英語ですが、問題集にも全文和訳がついているので、慣れない間は和訳で意味を確認しながら演習することで徐々に英語力を上げていけます。

英語が全く読めないという人は厳しいですが、そうでなければ高い英語力がなくても勉強を進められるように工夫されているので心配しなくても大丈夫です。

英語力以外に必要な知識・スキル

高い英語力は必ずしも必須ではありませんが、英語力を補えるスキルがないと合格は難しくなります。

働きながら目指せる資格とはいっても難関資格なので当然ですね。

では、英語力を補うためにどんなスキルが必要かを確認していきましょう。

簿記・会計知識

USCPAは「会計×英語」の資格ですので、英語力がなくても会計知識があれば勉強はかなりスムーズに進むでしょう。

会計初学者でも英語ができれば勉強がスムーズになるので、会計か英語のどちらかのスキルを持っている人は合格しやすいです。

またUSCPAは会計知識を要求される科目(FAR、BARなど)を前半に勉強するパターンが多いです。英語に慣れていない間は会計知識を活かして勉強を進め、英語力が高まったところで後半の英語力が必要な科目に進む、という流れであれば英語が障壁になることは少ないです。

キーワードを拾う力

USCPAはあくまでも「試験」なので、問題文に散りばめられたキーワードを素早く拾って解答できるかが重要になります。

キーワードが拾えれば、英語の問題文全てを完璧に理解できなくても正解にたどり着けます。英語が苦手だからといって問題文の理解に時間をかけてしまうと試験時間が足りません。

これまで資格試験や高校・大学受験などで、問題を素早く処理するのが得意だった人はUSCPA試験でもスムーズに問題演習できると思います。

出題者の意図を汲み取る力

出題者が何を答えさせたいか、ということもUSCPAがあくまで「試験」だから、という理由で重要になります。

USCPA試験では選択式の問題(MC問題)が配点の半分を占めています。MCは問題文が短いため分野横断的な出題は少ないです。

分野の横断が無ければ、「この問題で問いたい論点は何か」が分かれば無関係の選択肢を簡単に排除できます。

また、「出題者はどの部分の理解度を確かめたいのか」を考えることができれば引っかけの選択肢に引っかからなくなります。

このように、出題者はどの知識を確かめたくてこの問題を出題しているのか、ということを考えられると英語力が低くても正解にたどり着きやすくなります。

学生時代に「国語で高得点を取りたければ筆者ではなく出題者と対話しろ」と言われたことがある人もいるのではないでしょうか?
それと同じ感覚だと思うので、国語が得意だった人はこのスキルを持っているかもしれません。

基本的な計算力

計算力はUSCPA試験で役立ちます。難しい計算ができる必要はありませんが、中学生レベルの計算が素早くできると勉強がスムーズになります。

計算問題が出題されるのはFARの財務会計、BARの管理会計、REGの税制などです。計算力があれば英語が苦手でも、問題文中の数字を頼りに正解にたどり着けると思います。

特に最初の科目として勉強するFARは英語力が伸びてくる前かつ計算が多い科目なので、低い英語力を計算力でカバーしやすいです。

英語力別に解説! スキルが必要な目安

英語力をカバーできるスキルを紹介しましたが、実際にどのくらいの英語力の人にどのようなスキルが必要か考えてみます。

英語力の目安はTOEICの点数で示します。

TOEIC700点以上

TOEIC700点以上の英語力がある人は、USCPA試験において英語力がネックになることはありません。

英語で引っかからないので純粋に会計知識を学ぶことができ、勉強はスムーズに進みます。

前述のスキルの中から1つ以上に自信があれば合格可能性は非常に高いと思います。特に会計知識があれば短期間での全科目合格も目指せるでしょう。

TOEIC500~700点

TOEIC500〜700点レベルの人は、最初の科目で英語に慣れるまでは少しスローペースになると思いますが、英語で苦労するほどではありません。最低限の英語力はしっかり身についていると思うので勉強を進めるうちにすぐ慣れます。

日本語で初見の内容を英語で理解するという場面では少し理解に時間がかかります。逆に会計の知識があれば英語力でつまずくことはないでしょう。

ただし前述のスキル全てに自信がない場合は合格が難しくなるかもしれません。

TOEIC500点未満

TOEIC500点未満の人は、問題演習の時に英語で苦戦すると思います。特に最初に勉強する科目では英語に慣れていないので、かなり時間がかかるでしょう。

USCPA試験は問題演習でアウトプットを繰り返すことで、理解を深めたり出題傾向や頻出論点を確かめたりすることが重要です。

多くの人が利用するアビタスでは「インプットは日本語、アウトプットは英語」となっていて、問題演習は全て英語で行う方式です。テキストや講義を理解できても英語で聞かれると答えられないという状況が勉強の初期には頻発すると考えられます。

前述のスキルについて、2つ以上に自信があれば合格は十分可能です。しかしそうでない場合は、まず簿記で会計知識を強化する、TOEICの勉強で英語力を高める、といった対策をしてからUSCPAの勉強に移った方が結果的に近道になるかもしれません。

USCPAを目指すならアビタス。

英語力が低くても合格できる人

これまで英語力を補うスキルについて考えてきましたが、実際にどのような人が合格しやすいのでしょうか?私が考える具体例をいくつか紹介します。

会計実務経験者や簿記資格保有者

経理・財務などの実務経験がある人はUSCPAでも会計知識を活かせます。監査対応なども含めて経験していれば財務会計を学ぶFAR以外にも監査論を学ぶAUDなど、複数科目で有利になります。

実務経験がなくても簿記資格を持っている人は会計の基礎ができているので勉強の初期が非常にスムーズに進みます。

簿記は3級を持っているだけでも初学者よりは遥かに理解が早いと思いますが、2級を持っていれば安心です。

このようなバックグラウンドがあれば英語力が低くても十分合格を目指せるので心配ないでしょう。

難関高校・大学出身の人

難関校の受験を突破した経験がある人は、試験に向けた勉強が得意だと言えます。

短期間で要点を覚えたり出題意図に沿ってアウトプットすることに慣れていると思うので、USCPA試験でもその強みが活きます。

英語が苦手でも試験における頭の使い方は身についているので十分カバーできます。勉強初期はスローペースでも、すぐに英語に慣れてペースアップしていけるはずです。

このタイプの人は試験を突破するための勉強を経験しているので、USCPAでも同様に合格まで効率よくたどり着けると思います。

長期間勉強を続けた経験がある人

「USCPAに合格できるか」という点では地頭の良さはあまり関係なく、必要な勉強を身につくまで継続すれば必ず合格できます。(もちろん地頭がいい人は勉強期間が短くなる、少ない勉強量で合格できるということはあります。)

途中でリタイアしてしまう人がいる中でも継続して勉強を続けられることが重要なんです。

これまでに継続して勉強し続けた経験がある人は挫折するリスクが低いので、合格にたどり着ける可能性が高いです。勉強の種類は受験でも資格試験でも学校の勉強でも何でも構いません。

自分の中で「頑張ってやりきった」と思える勉強に心当たりがある人は、継続が重要なUSCPA試験においても英語力の壁を必ず越えられます。

英語が苦手な人が勉強初期に苦戦するのは仕方ありません。しかし継続することで必ず身についてくるので、英語力が低いことで合格できないという心配は無用だと思います。

まとめ

USCPAは英語力があればかなり有利に進められますが、高い英語力が無くても十分合格できる試験です。

英語力が低くて、今回紹介した英語力を補うスキルについても自信がなくて不安な人は、まずTOEICや簿記の勉強をしてUSCPAへの適性を測ってから挑戦すれば問題ありません。

英語力に自信がない人こそ、会計と同時に英語力も高められるUSCPAにぜひ挑戦してみてください!

英語力が低くても日本語教材が充実しているアビタスについては、実際にアビタスのみでUSCPA全科目合格した経験を踏まえてメリット・デメリットをまとめているのでぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人
がお

中小企業診断士/USCPA(全科目合格)

大学時代、中小企業診断士に独学で一発合格。
苦手な財務会計と乏しい英語力を共に克服しようとUSCPAの挑戦を決意。
アビタスで2年かけて全科目合格。

現在はUSCPAのライセンス申請手続き中

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