中小企業診断士は独学で合格できる?メリット・デメリットを解説!

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中小企業診断士に挑戦しようと考えている人は、独学でも合格できるのか気になりますよね。

勉強を進めていく時に

  • 独学
  • 予備校
  • 通信講座

など様々な選択肢があるので、どれを選べばいいか悩んでしまうかもしれません。

そこで今回は独学に焦点を絞って、そのメリット・デメリットを解説していきます。

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中小企業診断士は独学で合格できる!

中小企業診断士は独学で十分合格を目指せる資格です。

必要勉強時間は1,000時間ほどと言われており、決して簡単な資格ではありませんが、中小企業診断士は独学でも合格を目指せる要素が揃っています。

実際に独学でストレート合格した私が考える、中小企業診断士に独学で挑戦できる理由をお伝えします。

教材が充実している

どんな資格試験でも独学で合格を目指す場合は、良質な教材が簡単に手に入ることが重要です。

中小企業診断士については、本屋やインターネット上で最新の教材を簡単に手に入れることができます。

例えば資格の予備校Tacが出版している以下のテキスト・問題集はTac出版の公式サイト(CyberBookStore)やアマゾン、本屋の資格試験コーナーなどですぐ最新版を手に入れられます。

教材の種類も数年前に比べるとかなり豊富になっているので自分に合ったテキストを見つけやすく、独学で勉強する材料は揃えやすいです。

過去問が公式に公開されている

過去問が公式に公開されているのも独学しやすいポイントになります。過去問は頻出論点や出題傾向を掴むためには不可欠ですよね。

過去問集として5年分くらいは予備校が解説付きで販売していますし、それ以上遡りたかったら中小企業診断協会の公式サイトに過去分が解答付きで公開されています。

過去問へのアクセスの良さは独学で勉強を進める大きなサポートになります。

広く浅く知識が問われる

中小企業診断士試験は、幅広くビジネスに関連する知識を習得できる資格です。そのため出題範囲は非常に広く、試験では広く浅く問われる傾向にあります。

特に1次試験はマーク式の7科目となっていて、高い思考力よりは暗記や計算力が求められます。

予備校に頼らなくても対応できる部分が多いので、独学で進めても十分合格を目指せると思います。

なお2次試験は1次試験の知識を応用して記述することが求められ、答え方も特徴的なので予備校を利用するメリットが大きいかもしれません。

1次試験は独学で勉強可能ですが、2次試験に取り組むタイミングで改めて独学で進めるかを判断するというのもありだと思います。

受験資格の定めがない

中小企業診断士は1次試験を受験する場合、受験資格は特に定められていません。

学歴、年齢、実務経験などは一切不問なので、誰でも受験することができます。

2次試験も1次試験に合格すれば追加条件なしに受験することができるので、独学で勉強する人でも全く問題ありません。

資格によっては予備校などを利用しないと受験資格を満たすのが難しいという場合もあるので、その点でも中小企業診断士は独学可能と言えますね。

独学のメリット

費用を抑えられる

独学の一番のメリットは費用を抑えられることでしょう。実際に独学で勉強した私はテキストや問題集、受験料などすべて込みで7万円くらいでした。

最近は安くて良質な通信講座も増えてきているので、ある程度費用を抑えながら勉強できるかもしれません。

ただ予備校の利用については、Tacだと30万円くらいかかるので、独学とはかなり費用が変わります。

費用をできるだけ抑えたいという人は独学が良いでしょう。

自分のペースで勉強できる

場所や時間を選ばず自分のペースで勉強できることも、独学のメリットです。

予備校などでは最初から組まれたカリキュラムに沿って勉強を進めることが多く、学習ペースはそれに合わせる形になります。

効率的に学習を進められるように組まれているので大きなメリットでもありますが、個人の得意不得意は考慮されないので非効率になる場合もあります。

独学では得意分野をさらっと終わらせて苦手分野に時間を使う、といったペース配分ができるので、既に知識を持っている科目がある人は独学で効率を高められるかもしれません。

勉強方法の工夫をしやすい

独学では勉強方法も自由に決められるので、自分なりの勉強方法がある人にとってはメリットになります。

アウトプット重視で勉強したい人は、講義を受けるよりテキストを見ながら問題集に取りかかるということもできます。

得意不得意を考えて勉強する分野の順番を入れ替えることで効率化できる場合もあるでしょう。

このように独学は勉強方法が決められていないので、自分で工夫することで予備校より効率的に勉強できるかもしれません。

独学のデメリット

モチベーションの維持が難しい

独学は勉強を強制されることがないので、自分でモチベーションを維持しながら進めていくのが難しいです。

予備校では同じ試験に向けて頑張る人がたくさん近くにいるので、お互いに刺激し合うことができますが、独学の場合は自分でモチベーションを管理する必要があります。

すぐに質問できる人がいない

独学は一人で勉強を進めていくので、わからない部分も自分で解決していく必要があります。

予備校の場合は講師などに質問できますが、独学の場合は自力でテキストや解説を見て理解しなければならないので、わからない部分を聞きながら進めたい人にとっては大きなデメリットになります。

学習計画を自分で考える時間が必要

独学の場合は、決められたカリキュラムがないので、学習計画を自分で考える時間が必要です。

  • どの科目から勉強するか
  • いつまでにどの範囲を終わらせるか
  • いつから過去問を解き始めるか

これらは独学の場合、すべて自分で考える必要があります。

学習計画を考えるよりも勉強する時間を増やしたいという人や、計画を立てるのが苦手な人は予備校など学習計画が事前に決まっている方が適していると思います。

独学に向いている人

独学のメリット・デメリットについて説明しましたが、具体的にどんな人が独学に向いているのでしょうか?

独学で何かを勉強した経験がある人

これまでに受験や資格試験を独学でやったことがある人は中小企業診断士も独学で合格可能だと思います。

独学で計画的に勉強する方法を経験していれば、独学のデメリットを克服する手段は身についているでしょう。

独学の経験者は、自分に合ったやり方・ペースで勉強を進めることで、予備校などを利用するよりも効率的に進められる場合もあるので、独学向きと言えるでしょう。

スケジュール管理が得意な人

独学では試験までのスケジュール管理が非常に重要です。なのでスケジュール管理が得意な人は独学に向いています。

中小企業診断士の1次試験は7科目もあるので、しっかりスケジュールを管理しながら進めないと試験本番に間に合わない可能性が高いです。

また1次試験から2次試験までの期間も短いので、先を見据えて勉強を進めていく必要があります。

スケジュール管理がしっかりできれば、苦手分野の勉強時間を多く確保するなど工夫ができるので、独学でも効率よく合格に近づけます。

情報収集が得意な人

独学の場合は予備校で教えてくれるような試験情報や頻出論点などは自分でリサーチする必要があります。

受験前には、試験日程や申し込みの期限をしっかり把握して、自分で調べながら手続きを進めないといけません。

勉強過程でも頻出論点や出題傾向は調べたり、問題演習を通して情報を集めていく必要があります。中小企業診断士は科目数が多いので集めるべき情報量は多いです。

独学は予備校などに比べると与えられる情報量が圧倒的に少ないです。しかし、自分でしっかりと情報収集すれば「情報を与えられてるだけ」の人にはアドバンテージを持てます。

なので情報収集が得意な人は、独学に向いています。

資格取得を急いでない人

中小企業診断士以外にも学ぶことがたくさんあり、資格の取得を急いでいない人も独学の方が良いと思います。

具体的には社会人1、2年目の若手や大学生などです。

予備校や通信講座は費用がかかるので、本腰を入れて勉強を始めてからでも遅くはありません。

まずは中小企業診断士以外に学ぶべきことと並行して資格の勉強を独学で進めて、中小企業診断士に本腰を入れ始めたら独学を継続するか、予備校などを利用するか決めると良いでしょう。

ただし大学生で、中小企業診断士を就活で活かしたいと考えている人は就活本格化までの期間をよく考えて独学でも間に合うかも確認して決めてください。

まとめ

中小企業診断士は独学で十分合格を目指せる資格です。

独学にも予備校にも通信講座にも、それぞれメリット・デメリットがあるので、どれが自分に合っているかをよく考えてみることが大切だと思います。

「中小企業診断士になる」という目的のために最善の手段を選んでください!

私が実際に独学で合格した体験談もこちらにまとめているので、参考にしていただけると嬉しいです。

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この記事を書いた人
がお

中小企業診断士/USCPA(全科目合格)

大学時代、中小企業診断士に独学で一発合格。
苦手な財務会計と乏しい英語力を共に克服しようとUSCPAの挑戦を決意。
アビタスで2年かけて全科目合格。

現在はUSCPAのライセンス申請手続き中

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